ブランドとは?8年運用してわかった『カテゴリ第一想起の正体』と構築の正解

「ブランド認知」って、なんとなく「みんなに名前を知ってもらうこと」だと思ってませんか?

株式会社Cameen 西村温裕ことおんゆーです。

この記事でわかること
  • ブランド認知の本当の正体は「名前を知ってる人の数」ではなく「想起の順位を獲得すること」だということ
  • 純粋想起・助成想起の違い
  • 機能しない典型3パターン
  • うちの自社+クライアント案件100本超でわかったブランド認知運用の本音
  • 今日から使える設計5ステップ

で、マーケティング戦略の話題で「ブランド認知を上げよう」と。いやちょっと待ってください。何をもってブランド認知が上がったと言うんですか?

なんとなくのイメージはあると思います。Google検索ボリュームが増えるとかでしょう?と。でも「で、それが売上に直結するんですか?」と聞かれると、意外と詰まる。

これ、自分だけだと思ってませんか?経営者・マーケ責任者と話すと「広告でブランド認知やってるけど効果不明」と。話を深掘りしていくと、ほぼ全員が「知ってる人を増やそう」止まりなんですよね。

うちの事業で自社+クライアント案件含め100本超のブランディング案件を見てきて、認知=売上にならないパターンを本当に何度も見てきたんです。

目次

ブランド認知の核心は「名前を知ってる」ではない

結論

ブランド認知の正体は「名前を聞いて知ってるか」ではなく「あるカテゴリで真っ先に思い出されるか(純粋想起)の順位」。1位を取らないと意味が薄い。

なぜ「ブランド認知」なのか

1つ目は想起される企業しか選ばれない。検討段階で頭に浮かばないブランドは候補にならない。

2つ目は価格決定力。第一想起ブランドは値引き不要。価格決定力を持つ。

3つ目は広告費効率。認知が高いと指名検索が増え、広告依存度が下がる。

各段階で『顧客の頭の中』で何が起きているか

段階1: 知らない

「そのブランド初めて聞いた」

段階2: 助成想起(再認)

「言われたら聞いたことある気がする」

段階3: 純粋想起

「このカテゴリと言えば○○、△△、■■」と複数想起できる。

段階4: 第一想起

カテゴリで最初に思い浮かぶブランド。最強。

段階5: 指名検索・指名購入

競合と比較せず即指名で買う状態。

身近な話で全体像をつかむ

ちょっと身近な話で、全体像を掴み直しましょう。

例えば、コーラを思い浮かべてください。「コーラ買って」と頼まれたら、ほぼ全員が「コカ・コーラ」を最初に思い浮かべる。「ペプシ」も知ってるが第一想起ではない。

結果として、コンビニで「コーラください」と言われると店員も自然にコカ・コーラを取る。これが第一想起の威力。

これ、まんまブランド認知なんです。

カテゴリ第一想起を取れているか取れていないかが、ブランドの本当の強さです。

ブランド認知の正解は『カテゴリ第一想起』

結論

ブランド認知の正解は「広く浅く知ってもらう」ではなく「ニッチカテゴリで第一想起を取りに行く」

STEP 1
勝てるニッチカテゴリ定義

「○○の中の△△分野」と細分化。

STEP 2
カテゴリイメージを独占する活動

同じメッセージを継続発信。

STEP 3
想起測定アンケート

「○○と言えば?」を年2回測定。

STEP 4
第一想起率KPI化

カテゴリ内第一想起率を指標化。

STEP 5
拡大は別カテゴリで挑戦

1カテゴリ取ったら、隣接領域で同じ戦略。

機能しない典型パターン3つ

パターン1: 広く浅く型

「みんなに知ってほしい」と広く撒く。誰の第一想起も取れず予算消化のみ。

パターン2: メッセージ変えすぎ型

毎月メッセージを変える。連想が定着せず認知が積み上がらない。

パターン3: 認知=売上と短絡型

「認知を上げれば売れる」と認知広告に予算集中。CV接点設計せず売上に繋がらない。

うちの自社+クライアント案件100本超で運用してわかった本音

本音1: ニッチで1位の方が広く2位より売れる。「コンテンツビジネスのメルマガと言えばCameen」のように極小カテゴリで第一想起を狙う。

本音2: 同じメッセージを3年継続。メッセージ変更したい欲望を抑えて、ブランド連想を定着させる。

うちで「コンテンツビジネス」分野でブランド構築した時、最初は色々なテーマを発信していて何屋か分からなかった。180度方針転換して「コンテンツビジネスのメルマガ・ステップメール専門」に絞ったら、3年で指名検索が10倍以上に増えたんですよね。

今日から使える設計ステップ5つ

STEP 1
勝てるニッチを1つに絞る

細かいほど勝ちやすい。

STEP 2
キーメッセージ1つ決定

3年変えない覚悟で。

STEP 3
継続発信

SNS・記事・動画で繰り返す。

STEP 4
想起測定

「○○と言えば?」年2回顧客アンケート。

STEP 5
指名検索KPI化

ブランド名検索ボリュームを月次トラッキング。

セットで知っておくべき関連用語
純粋想起
ヒントなしで思い出せる。
助成想起
聞いて知ってると分かる。
第一想起
カテゴリで最初に出る。最強。
指名検索
第一想起の数値指標。
ポジショニング
カテゴリ内の立ち位置。

よくある質問(FAQ)

小規模事業でも狙える?

狙えます。むしろニッチカテゴリで第一想起取りやすい。

どれくらい時間かかる?

2-3年継続が基本。即効性は出ません。

広告必要?

必須ではないが投資すると加速します。コンテンツ発信+広告が一般的。

指名検索が認知の代理指標?

はい。指名検索ボリューム=認知の最も近い数値指標。

メッセージは何回繰り返す?

同じメッセージを3年継続が最低限。

業界平均

項目水準
純粋想起率(業界平均)5-15%
第一想起ブランド利益率+30-50%

まとめ

で、結局ブランド認知とは、こういうことです。

  1. 正体は「知ってる人の数」ではなく「カテゴリ第一想起」
  2. ニッチを絞って同じメッセージを3年継続
  3. 指名検索ボリュームで定量モニタリング

ではでは。

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この記事を書いた人

株式会社Cameen代表 西村温裕(Haruhiro)。2019年からコンテンツビジネスを8年運営。

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