「ボトルネック」って、なんとなく「業務の遅い箇所」だと思ってませんか?
株式会社Cameen 西村温裕ことおんゆーです。
- ボトルネックの本当の正体は「遅い箇所」ではなく「全体スループットを律速する1箇所」だということ
- 特定と解消の方法
- 機能しない典型3パターン
- うちの自社+クライアント案件100本超でわかった本音
- 今日から使える運用5ステップ
で、業務改善で「ボトルネック特定」と。いやちょっと待ってください。遅いところを直すだけ?
なんとなくのイメージはあると思います。詰まってる箇所でしょう?と。でも「で、なぜ複数あるうちの1つに集中するんですか?」と聞かれると、意外と詰まる。
これ、自分だけだと思ってませんか?経営者と話すと「色々改善してるけど業績伸びない」と。話を深掘りしていくと、ほぼ全員が「全体改善型」状態なんですよね。
うちの事業で自社+クライアント案件含め100本超の業務改善を見てきて、ボトルネック特定せず失敗するパターンを本当に何度も見てきたんです。
ボトルネックの核心は「遅い箇所」ではない
ボトルネックの正体は「遅い箇所」ではなく「全体スループットを律速する1箇所(瓶の首)」。ここを改善しないと全体は伸びない。
なぜ「ボトルネック」なのか
1つ目は全体最適。1箇所改善で全体スループット倍増。
2つ目はリソース集中。10箇所均等改善より1箇所集中投資が効率的。
3つ目は継続改善。1箇所解消したら次が新ボトルネックになる連鎖。
各段階で『運用者の頭の中』で何が起きているか
段階1: 全体可視化
業務フローを書き出す。
段階2: スループット測定
各段階の処理量を計測。
段階3: ボトルネック特定
最も滞留する1箇所を見つける。
段階4: 集中改善
その1箇所にリソース集中。
段階5: 次のボトルネック
解消後に次が新ボトルネック化。
身近な話で全体像をつかむ
ちょっと身近な話で、全体像を掴み直しましょう。
例えば、瓶の首を思い浮かべてください。瓶の中身を出すスピードは、首の太さで決まる。胴体太くても首細ければ出る量は同じ。瓶を改善するなら首を太くする一択。
これ、まんまボトルネックなんです。
事業も同じ。「集客は多いがCV率低い」ならCV率改善が瓶の首。集客にお金かけるのは無駄。
ボトルネックの正解は『1箇所集中解消』
ボトルネックの正解は「全体改善」ではなく「1箇所のボトルネックに集中リソース投入」。
全工程を書き出す。
各段階の処理量・通過率。
最低スループットの1箇所。
1ヶ月リソース集中投入。
解消後に新ボトルネックを特定。
機能しない典型パターン3つ
10箇所均等にリソース。ボトルネック解消されず全体伸びない。
感覚でボトルネック判定。実は別箇所だった等の誤判定多発。
1回解消して終わり。次のボトルネック特定せず継続改善しない。
うちの自社+クライアント案件100本超で運用してわかった本音
本音1: 月次ボトルネック分析。月1で全体ファネル数値見てボトルネック更新。
本音2: CV率がボトルネックなことが9割。集客より「集めた客を売上化する」段階に課題が多い。
うちでクライアント業務改善支援した時、最初は「全体改善」アプローチで効果薄かった。180度方針転換して「月次ボトルネック特定+1箇所集中」体制にしたら、半年で売上2倍に伸びたんですよね。
今日から使える運用ステップ5つ
1枚に書き出す。
処理量・通過率。
最低スループット1箇所。
その1箇所に注力。
次のボトルネック発見→改善。
- 制約理論(TOC)
- ゴールドラット提唱のボトルネック理論。
- スループット
- 単位時間あたり処理量。
- ファネル分析
- 段階別ボトルネック特定手法。
- 5 Whys
- ボトルネック原因深掘り。
- カイゼン
- 継続改善文化。
よくある質問(FAQ)
- どう特定する?
ファネル各段階の通過率比較。最低値がボトルネック。
- 1回解消したら終わり?
違う。解消したら次の段階が新ボトルネック化。継続改善必須。
- 小規模事業でも適用?
むしろ必須。リソース限定だからこそ集中投資が肝。
- 頻度は?
月次ボトルネック分析が標準。週次も可。
- 最も多いボトルネックは?
CV率・チャーン・営業効率の3つが多い。
業界平均
項目 水準 1箇所集中の効果 全体2-5倍 主要ボトルネック CV率・チャーン・営業効率
まとめ
で、結局ボトルネックとは、こういうことです。
- 正体は「遅い箇所」ではなく「全体スループットを律速する1箇所」
- 1箇所集中改善で全体倍増
- 月次継続改善ループ
ではでは。
